傷つくということ


ある人に、
「あなたは何でそういうこと言うの。あなたの言葉はとても傷つく。」
と言われた。
彼女が仕事上何度もミスをするのと、
何かボーッと他のことを考えているように見えたので、
3度目にミスをした際に、
「だいじょうぶ〜?心ここにあらずなんじゃない?」と言った私の一言が、
彼女の感情のスイッチを押してしまったらしい。


私は、彼女を悲しませるつもりもなければ、怒らせるつもりもなかったが、
相手の今にも泣き出しそうに興奮した顔を見て、言葉を返すのをやめた。
感情的になっている相手と論理的に話すのは難しいと思ったのと、
私の考えを言うことで、相手を泣かす必要はないと感じて。
(もちろん、彼女にも彼女の考えがあるのは理解している)


結局、黙ってそのまま相手の感情の高ぶりがおさまるのを待って、
何事もなかったかのようにその日は終わった。


その夜、人はなぜ傷つくのか考えてみた。
今日のような状況は、私にも他の人にもあって、
私たちが傷ついたり怒りを感じたりする感情は、
その背景に何か、自身が抱えている “問題” のようなものがあるのではないかと。


例えばそれが、
職場で認められていなくて自尊心を傷つけられている自分とか、
プライドが高すぎて人の言葉に過剰に反応してしまうとこととか。
問題はそこにあって、
その問題に触れる言葉や行動だから、傷つくのかと。


知らなくて傷つけてしまったのは申し訳ないと思う。
でも、その傷をつけた人をいつまでも責めていても実はなんにも解決しなくて、
根本の問題を自覚して、受け入れて、向き合って、
自身で治すことでしか傷は癒せないし、
問題も乗り越えられないのではないか。


今度自分が他人の言動に何か傷ついた時に今日のことを想いだして、
なぜ自分はそれに対して怒りを感じるのか、
なにがそう感じさせているのか、
振り返って分析し、自分を理解したいと思った。


世の中、自分にナイスな人ばかりがいるわけではない。
いろいろな考えの人がいて、いろいろなことを言ってくる。
そんな時、全てを間にうけずネガティブにとらえず、
時には、それを「受け流す」強さと自信が大事なのかも。
そう、右から左に(笑)



この歌って案外いい歌って思うのは私だけ?(笑)