文字のちから

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昨日は雨の中、東京都庭園美術館 で開催されているエキシビジョン、20世紀のポスター「タイポグラフィ」ーデザインのちから・文字のちからー を見てきました。20世紀を代表するポスター約110点が展示されていたのですが、正直物足りなかったかな。普段、デザインの仕事をしていない人が見るのにはおもしろいのかもしれませんが、既にデザインの知識のある人には知っている作品が多く、まったくもって目新しくはなかったです。特に私は college でタイポを専攻していたので、過去にもっとすごいタイポのエキシビジョンや美術書を山ほど見てきたせいでしょう。そんな中、少し興味深いなと思ったのは、日本のグラフィックデザイナーのタイポ作品。日本のグラフィックデザイン界の幕開けとも言える亀倉雄策さんの作品はもちろんのこと、西欧のタイポグラフィの思想を日本に紹介したという原弘さんの作品や、文字の神秘的な力を意識して作品を作った杉浦康平さんなど、西欧のタイポ作品に親しみのある私のとっては逆に新鮮でした。日本のグラフィックデザイナー大御所の方たちの作品を掘り下げてみようかと思っています。ところで、おもしろいのは、このエキシビジョンのチラシに掲載されている亀倉雄策さんのニコンのポスターをイギリス人の友人に見せたら、あ〜、日本っぽいね、との感想あり。私としてはその日本っぽいの意味がわからず。綺麗に整然と文字が並んでいるところ?それとも、整然と色付けされたカラーリング?かしら。う〜ん、それにしても、スターバックスのコーヒーのまずさに驚き。こんなにまずかったっけ?それも高くなって。二度と飲みたくないと思ったカフェモカでした。

新撰 日本のタイポグラフィ

新撰 日本のタイポグラフィ