アートな年初め

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家に籠っているのがもったないくらいのポカポカ陽気の中、東京都写真美術館 の展覧会が今日は全て入場無料と聞き、恵比寿ガーデンプレイスまで出かけてきました。‘躍動するイメージ’ 石田尚志とアブストラクトアニメーションの源流、見たかったんです。石田尚志氏は、有機的な線を主体とした線画をコマ撮りの手法で「動く絵」へ変貌させるドローイングアニメーションにより自己のスタイルを確立させた気鋭のアーティスト。2008年にはイギリス・ポーツマスのAspexギャラリーで個展を開催したこともあるそう。詳しいプロフィールは こちら をご参照。展示内容は、アートとしてのアニメーション史の紹介と石田尚志による新旧の作品紹介で、中でも、バッハの曲にあわせて作られた抽象アニメーション「フーガの技法」と、映写機によって映し出された白黒フィルムの海とそのスクリーンから溢れる青い絵の具で表現された「海の映画」、素晴らしかったぁ。抽象画好きでドローイングアニメーション好きなので、製作の過程を想像しながらもうドキドキ。
せっかくなので他の2つの展覧会も鑑賞しました。“出発ー6人のアーティストによる旅”は、インドとポルトガルの写真が個人的に好きかな。あと、さわひらき さんの「small metal godsのためのmusic video」の映像作品の中で出てくるモティーフ(部屋の電気スイッチやトイレタンク、パネルヒーター等)がどうみてもイギリスくさい、と思って家に帰って調べてみたら、やっぱり、ロンドン在住のアーティストさんでした。トイレタンクのところに飛行機が停まる(飛んでる?)のがかわいい。David Sylvianの曲ともあってました。そして “木村伊兵衛アンリ・カルティエ・ブレッソン”は、一番人気で混雑していて作品の前に人が何重にもなっているし、思っていたよりも展示数が多かったので、半分ほどしか見ることができずに残念。ブレッソンの個展は過去に何度も見ているけど、木村伊兵衛氏の作品は見たことがないので、別の機会に再訪します。
サクッと見て帰るつもりだったのに、想像以上に濃かった。カフェで休んでいると雅楽の演奏が。新春のイベントとして今日と明日行われるよう。クイズに答えてポストカードも貰いました。すごいぞ、写美!来年も新春開放デーやってね。ちなみに、写真に写っているのは世界最大級のバカラのシャンデリアで、1月11日までセンター広場に展示されています。
ドローイングアニメーションついでに、前に日記で書いた William Kentridge の個展が、今日から 東京国立近代美術館 で始まっています。東京に巡回されるのをずっと待っていました。今日は初日で混みそうだし、でも私はゆっくり時間をかけて見たいので、少し落ち着いてから見にいくつもり。これ、ほんとインパクトあるよ。アート好きの方もそうでない方も、是非是非見て欲しい。

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