Alexander McQueen 訃報

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Alexander McQueen がこんなに早くファッションの世界から姿を消すなんて、誰が想像できただろう。
今朝届けられた訃報に、世界中のファション関係者、彼の作る洋服を愛する多くの人々が悲しみに暮れていることと思います。自殺だったということで、その衝撃も大きいのでは。最近亡くなった母親の死に影響かと報道されています。
ファッション業界で働いている人だけでなく、ファション雑誌を読むのが好きな人、イギリスに暮らしている人にとって、Alexander McQueenの名前はとても身近だったはず。イギリスにはスターデザイナーも多くいるが、彼はサヴィルローのテーラーでアシスタントとして働く等の経験を積んだ後にセントマーチンへ進み、卒業コレクションでヴォーグのエディターに注目され、ロンドンイーストにオフィスを構えて自身のブランドをスタート。96年から2001年まではジバンシィのデザイナーも務め、ブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤー受賞歴4回、近年はカジュアルブランドMcQやPUMAとコラボしてスニーカーのデザイン等も手がけていました。彼がファッション業界に彗星のように現れた90年代の半ば頃、bad boy的なイメージで注目を浴びてきたが、少し前衛でありながらしっかりとした綺麗なラインで日常に着用できるデザインの洋服たちは、まさに『天才』のなせる技。よく通った彼のフラットのあるMayfairの道を思い出しながら、彼がこの世を去ったのがいまだ信じられな想いです。世の中、物ごと進み過ぎ、変わり過ぎ、と納得のいかなさに、悪態をもつきたくなる想いです。

Alexander McQueen