人形町


日曜劇場のドラマ“新参者”は、私が住んでいた人形町が舞台になっている。ドラマのほとんどがロケなのではというくらい、商店街や交差点、甘酒横町の煎餅屋やたいやきの柳屋、人形焼きの重茂永信堂、日本橋署やトルナーレ、清洲橋等、なつかしい風景が忙しいほどにテレビの中に広がっていて、なんだか不思議な感じ。こう見ると、やっぱりあのエリアはいいなあ。綺麗で整然としていて、日本情緒溢れてて。写真は先週末の緑地公園と水天宮の桜。前のマンションそばのインディアンカレー屋シディークによって、脂っこくない南インドカレーを食した。特別おいしいわけでもない普通のカレーなんだけど、ちょっと味が薄めであっさりしたカレー加減が、ベジが多くて脂少なめの南インドの本場の味に近いのかも。シルバーのトレーに乗り切らないほど大きいもっちもちのナン、大好物だ。また暮らすのならこの街だな、絶対。インドと言えば、今住んでいる街、初めて来た時にインドみたいって思った。雑然とした汚さと洗練されていなさが。道端のゴミとか看板の安っぽさ、古さが。人形町で暮らした後のこの街での暮らしは、まさに修行で(笑)。そんな意味でもインドなわけだ。今年のキーワードのインド、まだこれからちょくちょくでてきそう。