それでも恋するバルセロナ

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


望まないものは分かるが、望むものがわからないー
スペインのバルセロナを舞台に撮影されたウッディ・アレン監督の映画「それでも恋するバルセロナ」で、スカーレット・ヨハンソンが演じるクリスティーナが劇中で語ります。ストーリーは、こちら を読んでね。
夏の暑さがそうさせるのか、最近の私の頭の中はスペインのことでいっぱい。でもいきなりバカンスがとれるわけでもなし、手っ取り早くスペイン気分に浸ろうと、映画「それでも恋するバルセロナ」のDVDを借りてきました。スカーレット・ヨハンソン出演のウッディ・アレン監督(それにペネロペに夫ハビエル・バルデム)ということですごく期待して見たのですが、見た後すぐの感想は、なんか内容がない、、、? いやいや、たぶん、スペイン、ガウディ、ミロ、スカーレット、ペネロペ、、と私の期待が大きすぎたのかも。
一見軽いタッチの恋愛コメディと思いきや、私的に結構グサリとくる台詞満載でした。幾つかあげてみると、好奇心旺盛で情熱的なクリスティーナに対して、慎重な性格の親友ヴィッキーが、「彼女は精神的に未熟なロマンチストで、死への願望があり、つい情熱に走り自分の責任を放棄してしまうタイプ」と言ってみたり。
何が一番グサリとやられたって、堅実真面目タイプのヴィッキーの彼が、自分の彼女の親友クリスティーナのことを、「幸せになれない女さ。自分は特別だと勝手に思い込んでいる。自分探しのアーティスト気取りで、世間の価値観をバカにしている、よくいるタイプさ」などと、こきおろすところ。
なんでグサグサくるかって、私、もしかしてクリスティーナ(スカーレット)のキャラクターに近い所あるのかも。私の中で、クリスティーナのキャラはとってもナチュラルで、画家のアントニオ(ハビエル)はセクシーだと思うし、勢いでアントニオの元妻マリア(ペネロペ)とも関係を持ってしまえるかな。でも、それってやっぱりやばいのか(と自分に問う)。だとしても、堅実に生きている人たちがこの情熱的キャラをそんな風に見ているのかと知って、ちょっぴりショック。ウッディ、ひどいなあ。軽く傷ついたよ。
映画の中で一番アーティスティックでキレキャラを演じたペネロペ・クルスは、本作で2009年第81回アカデミー賞助演女優賞を受賞しています。

それでも恋するバルセロナ [DVD]

それでも恋するバルセロナ [DVD]