今月の雑誌フィガロはロンドン特集だよん♪

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日本にお住まいのイギリス好きの皆様、今日発売の今月号の雑誌“フィガロ・ジャポン”は、ロンドン特集ですよん♪仕事の休憩時間に、チェルシーバンズ片手に熟読しました。私のホームパブだった The Dove まで載ってて、もう興奮してしまったよ。
ロンドン可愛いもの探しと題して、ロンドンのイーストエリアを中心に、ラブリーな雑貨やお店が多く紹介されています。ショーディッチが紹介されるのはわかるとして、このブロードウェイマーケットってどうなのさ。（って元近くの住民です）文句を言ってるんじゃなくって、私だってブロードウェイマーケット大好きで、あのエリアがここ数年お洒落になってきているのも友人からの風の便りで知っています。
でも、Hackney ですよ、ハックニー！少しくらい危険醸し出した写真紹介するとか説明文つけないと、フィガロを持った無防備な日本人観光客があのエリアに押し寄せてしまうではないの！押し寄せても全然いいんだけど、いくら素敵に写真を撮ってお洒落フィガロに掲載しても、もともとはドッジーエリアで、危ない所は本当危ないんだから！特にハックニーセントラル駅近くのトライアングルエリア、あの中は銃と薬がいっぱいなので絶対近づいてはだめなんだから！、、なんて本を読みながら余計な心配をしてしまいました。
あのエリアに行く時は、明るい時間に、複数の人数で、高そうな物は身につけず、バッグは必ず自分の体の横よりも前側の位置にさげ、半径１メートル以内に人が入ってこないか常に緊張をして歩きましょう。私が住んでいた時は、後ろから人が来たら、靴ひもを結ぶフリして立ち止まり、その人が自分を通り過ぎて前を歩くまで待ちました。あと、iPodもだめです。音楽聴いていると無防備になるので、危ないエリアでは音楽禁止です。携帯も持って歩いているとかっさらって逃げていくので、ポケットに隠しておいたほうがいいです。１本道を間違えると昼間でも危険を感じる雰囲気の道があるので、そこは入らず、隣の明るめの道に通るようにしましょう。何かあった時のために、近くのニュースエージェントやパブなど、襲われそうになったら逃げ込む店を意識して歩くといいです。それくらい警戒しながらも女優になって、ローカルのように堂々と歩ければなお良いです。私のお気に入りのパブ The Dove については、こっちに詳しく書いているので、興味のある人はチェックしてみてね。

せっかくなので、紹介されているブロードウェイマーケットのお話を少し。もともとハックニーエリアは世界大戦前は裕福な人々の住むエリアで、ブロードウェイマーケット（道の名前）の名前の由来ともなったブロードウェイ（劇場）がここにあったらしいです。昔々シティがロンドンの中心だった頃、シティから遠くないこのハックニーエリア（特にサウスハックニー）に住んでいた富裕層の皆様がここぞと着飾って、シアターで観劇したりしたのだとか。ハックニーの歴史の本を何冊か読んだことがあるのですが、その本には、当時のMare Street を闊歩する紳士淑女の方々の写真が載っていました。また、サウスハックニーエリア、特にヴィクトリアパーク近くの家々を見たらわかるように、この辺の家のサイズは他のエリアの家と比べて少し大きめです。窓の大きさや建物全体が大きいのは、その華やかだった時代に裕福だった人たちが住んでいたサイズの家がそのまま残っているからなのだとか。ヴィクトリアパーク周辺を散歩する機会があれば、意識して見てみてください。世界大戦時、ロンドンの中心だったシティ周辺は爆撃の対象となり、それを避けるためにお金持ちの人々はハックニーを離れて郊外へと移り住んでいきました。そして戦後、焼け野原になったこのエリアに新しく住み始めたのは、アフリカ系の移民やベトナムからの移民たちだそうです。それらの人々が住む場所として、多くのカウンシルフラットも建てられました。今現在もハックニーにはベトナム人コミュニティーがあり、ロンドンフィールズにほど近い場所に集会場もあったり、ベトナム人経営のヌードルショップやレストラン、ニュースエージェントも多く、ハックニーエリアに住む日本人には心強い味方になっています。センターに行かずともお醤油味のご飯が食べられるのだから、有り難いことです。ハックニー話は他にもいろいろあるので、またの機会にゆっくり書きますね。
フィガロのロンドン特集は、イギリスのラブリーな雑貨好きにはたまらない内容なので、是非本屋さんでコンビニでチェックしてみてください。
そして、ブログを通して知り合ったお友達の Yさんの本もおすすめだよん♡　
（私信Yさんへ：本屋さんで並んでるところで買いたくてまだ本買えてないのよ〜、ごめんね〜。近々本屋でがっつり写真も撮ってきて感想メール送るからね〜）

madame FIGARO japon (フィガロ ジャポン) 2011年 01月号 [雑誌]

ロンドン イースト・エンド アート・雑貨・カフェ巡り