5時間かけて歩いて帰宅したよ


タイトル通り、本日午後に地震発生後、仕事場の海浜幕張から5時間かけて歩いて家に帰宅しました。家に戻り温かいミルクティーを入れて今やっとホッとしている所です。帰宅途中、駅は警察によって黄色いテープで封鎖され、ビル内は壁やタイルが崩れ落ちて欠片が散乱し、街のあちこちの道路に亀裂が走り、そこから排水が噴き出し、舗装されたきれいな道路が泥沼と化して、街全体が液状化していました。道の要所要所は完全に水没していたので、道の脇にある金網をつたって石の台の上をカニ歩きして渡って歩きましたが、靴はぐっちょり。道路も大渋滞して車は全く動かず、あちこちで消防車のサイレンが鳴り響き、まさに戒厳令状態。通りかかった駅に止まっている電車は何故か傾いていて、よく見ると脱線していました。多くの店が早くにシャッターを下ろし、開いているコンビニも売り切れ商品ばかりで食べ物が確保できず、仕方ないので通りがかった回転寿しで夕食を済ませてきました。千葉市方向の上空には、大っきなキノコ雲のような雲がモクモクと空を覆っていて、さっきニュースで知ったのですが、市原市にあるコスモ石油のガスタンクが落下しガス管が破裂、炎上して大火災が起きたそうです。
地震発生時の揺れ、ほんとすごかったです。オフィスの机の下にもぐっても、机ごと揺すぶられ続け、横にスライドして動いていた感じで、揺れと一緒にバチッという音と共に電気が消えたり点いたり。一度止んだと思ってもまたすぐ次の余震がやってきて。オフィスの入っている高層ビル全体のアナウンスで避難勧告が入り、みんな荷物を持ってコートを着て外へ逃げている間も、階段を下りながらグラングランと揺れが続き、近所の公園で1時間ほど避難していましたが、その間もずっと地面がバウンスしているようななんとも気持ち悪い状態で、地震酔いになりました。結局、避難場所の公園に今度は10メートルの津波警報が発令しているから、また屋内に戻るか、帰宅できる人は帰宅するようにと指示があり、家が同じ方向の同僚と一緒に、寒空の中、ジンジン痛む足を引きずりながら5時間かけて歩いて帰ってきました。風が強くて冷たくて日は暮れてくるし、花粉をたくさん吸いながら歩いたので、かゆいし寒いし疲れるしで、つらかった〜。地元の駅には、帰宅困難の人々が床や階段に座り込んでホームレス状態でいて、ほんと混沌としています。ちょっと今日はかなりのお疲れなので、早めに寝ます。震源地に近いエリアの方々の安全を心からお祈りします。って書いている所で、また今も激しくグラグラしてる。今度は震度3だとか。今夜、大丈夫だろうか。心配。
英メール紙の東北大地震写真ページは こちら。すごすぎて泣けてしまう、、。

地震イツモノート―阪神・淡路大震災の被災者167人にきいたキモチの防災マニュアル

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