地震その後:温かい届け物


地震前にオーダーしていたパンが、ameen's oven さんから今日届きました。昨日発送後に発送お知らせメールと共に、こんな温かいお言葉が。

☆この度の東北関東大地震では大きな影響を受けられ、落ち着かない日々を過ごされていることと思います。心よりお見舞い申し上げます。パンを召し上がることでほんのわずかでもほっとする時間を持っていただけたら幸いです。

家は被災地ではありませんが、それでも地震の翌日から、東京近県でライフライン復旧対応の電話を引っ切りなしに受ける仕事をしていて、水が1週間近く使えない状況にも「我慢します」と爽やかにと言う若い草食系男子が多くて感動したり、逆に、計画停電でマンションの水道が3時間使えないだけに逆切れし「なんとかならないんですか!」と声を荒立てて無理を言う若い女の子や、「今すぐ水持ってこい!」と脅かす中年男性もいたり。東京電力圏の中の多くの人がそうだと思いますが、計画停電にあわせて、午前にある場合早朝に起きて身支度を済ませたりで、ただでさえ、今だ毎日くる震度4前後の余震に睡眠時間も短くなって、みんなそろそろ疲れが溜まり始めている頃かと思います。私も昨日は頭痛と目眩がひどくて、何度早退しようかと思いながら、結局薬を飲んで退社時間まで忙しく働きました。被災地の方々を思うと文句は言ってはいけない、と自分に言い聞かして毎日頑張っていますが、それでも人間、やはり疲れと不安からくるストレスも相当溜まっているようです。
そんな中、パンが届けられ、家は買い置きのパンも底をついていたので、本当に助かりました。気持ちがこもった手作りのおいしいパンを大事に頂いて、明日からも頑張ります。ありがとう、パン屋さんと宅急便やさん。
ここ数日、忙しい仕事の合間、何だかはやる気持ちに心が落ち着かなかったのですが、今日時間を作って郵便局で義捐金を送金し、少しホッとしました。行きたくて、行かなきゃと思いながらも仕事とダイヤの乱れに時間をとられ、勝手に罪悪感のようなものを感じていたのかもしれません。日赤は9月まで受付ているようなので、毎月お給料の一部を今後も送り続けようと思います。今日の関東地方は太陽がキラキラと輝いた温かい小春日和。午前から昼にかけては計画停電で電気がパッタリ停まりました。電化製品が全て止まると、無駄な音が無くなってほんとにシーンとするんですね。外から鳥の声が聴こえてきて、温かい陽射しの中で、久しぶりにリラックスしリフレッシュできたので、また明日からも頑張れそうです。
被災地の皆様も、疲れが溜まってより辛い日々が続いているのではと考えると心が痛みます。避難所の状況がかなりの劣悪で、今だ物資が届かず食料や水不足、赤ちゃんや弱っている人々が餓死した話も聞きます。各都道府県は被災者の受け入れ準備も整いつつあるとの報道もあり、国は一刻も早く、被災者の方々の力がまだ残っている内に、被災者の県外移動を検討だけでなく実行してほしいです。

避難所には行かず、崩れかかった家を自分たちで修繕しながら、その土地に残って避難生活をしている人も多いと聞きます。避難所にいる人々へ優先的に物資が支給され、自宅で避難している人には物資が全くもって行き渡らないエリアもあり、まだまだ物が不足しています。そんな方々のためにも、東京福祉保健局が、東北地方太平洋沖地震に係る東京都内からの救援物資の受付を開始しました。必要なものは、赤ちゃん用品、高齢者用品、コンタクトのケア用品、使い捨てカイロ、生理用品、紙コップ、サランラップ、飲料水等。個人と企業から、持ち込みと宅配でも受け付けているので、もし協力できそうな方がいらしたら、こちら のリンクを参照してみてください。被災地でない首都圏の人、ほんと、買い占めだめだからね〜!

↓これ子供向けだけど、わかりやす〜い!


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