今年のサマソニは SUEDE 祭り



ポップな曲調に、ヘリウムガスを吸ったような声で「But we are trash, you and me (僕らはクズ〜、君も僕も)」とイギリス階級システムにおけるワーキングクラスのメンタリティーを軽やかに、でも神経質そうに歌うこのタンバリン男、なななんて、かっこいいの〜!
そうそう言わずもがな、我らがUKバンド、SUEDE です。2003年に活動停止していたのが昨年再結成をし、今年の夏までという期間限定でワールドライブツアーを行っている最中で、今回サマソニで見れる SUEDE ライブは最後の来日になるという話。なのでか、今回世界各国で行っているライブの セットリスト がヒット曲のオンパレード、セットリストを見ただけで、今から目に熱いものが流れます。サマソニ参戦して、一緒に歌いまくってきますよん。今から楽しみ♡

むか〜し昔、もう今から20年近く前になるんだね、SUEDEがデビューしたての頃、ブレッドの妖艶な出で立ちとクネクネダンス、同性愛や近親相姦、殺人や獣姦まで扱った歌詞が過激で、音楽がすごくかっこいいのに、ダメこの人たちを受け入れては、と体は拒否、でも聴けば聴く程中毒性があるのかハマってしまうような、とてつもなく影響力のあるバンドでした。今聴いても初期の頃の The Drowners, Metal Mickey, Animal Nitrate は最高にかっこいいし、当時、その歌詞の世界、暗かったり際どかったり、よく出てくる言葉”カウンシルエステート”の意味さえわからなかったのですが、イギリスで暮らして、カウンシルフラットにも住んで、あのどうしようもない世界観、何を歌おうとしていたのは、今はよ〜くわかります。あの頃の自分はナイーブ過ぎたのか、こんなにもかっこいいことを SUEDE がしていたとは気付けてなかったのが恥ずかしい。90年代にブレットが、「ブリットポップ最低。俺たちはその一部じゃなかった」と言っていたけど、本当にそうだよね。彼らはもっと創造的で、ブリットポップとは真逆の場所で戦ってたよな〜と改めて惚れ直しました。

今年の SUEDE ライブで、とても臨場感のある映像を YouTube で見つけたので、下にアップします。ルーマニアのファンはこんなに近くでかっこいいブレットを拝めて、ほんとラッキーだよ。見ててとろけそうになりましたよん。サマソニSUEDE見る予定の人もそうでない人も、見たら一緒に頭振って ♪shake shake shake to the trumpet 〜、両手を挙げて♪Oh〜whatever makes her happy 〜と大合唱しましょっ。





SUEDEこぼれ話を。前にロンドンのICAギャラリーで私の隣に背が高くて洗練されたすごくいい男は立っていて、あんまりハンサムで見とれていたら、ブレットでした。10年くらい前かな。あの頃はまだシワも少なくてとにかくゴージャスだったよ〜。私もブレットに会いた〜いというあなたもそうでない方も、是非応援クリックお願いします。
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