今年のサマソニ その1 人多すぎ暑すぎ


昨日は、都市型音楽フェス “ SUMMER SONIC 2011”の2日目に参戦しました。サマソニを主催しているクリエイティブマンプロダクションは元々洋楽のイベンターで、サマソニも洋楽の都市型音楽フェスだったはずだけど、近年、日本のミュージシャンもブッキングしだして、その微妙なラインナップが様々な影響を及ぼしている、と洋楽ファンの立場から勝手に思っています。
まず、なぜサマソニX Japan。でも人気があるからチケットが早々に売り切れて、エンジンのかかり具合が遅いゆるい洋楽ファンは、行きたくともソールドアウトで参戦できなかった模様。そしてマリンステージの X Japanレッチリ の流れを受けて、その時間の裏になる、いつもなら混み混みのソニックステージが、かなり淋しいことになってたじゃないか〜! Suede なんか再結成最後のライブと言われているのに、どないしてくれんねん。内容は最高だったけど。それから、これまたなぜに少女時代。ここまで行くと、ジャンルを越えて理解不可能でした。売れればいいのか、儲かればいいのか。大きな規模のイベントを維持していくのが洋楽ファンの集客だけで難しいのなら、規模が少し小さくともこだわりのある、ロック魂溢れるイベンターであり続けてほしいです。彼らは昔、なかなか見る事のできないインディーバンドを日本に呼んでくれるイカした会社だったのに、フェスの規模や会社自体も大きくなりすぎて、大事なこと見失ってませんかぁ〜。

と心に不満を沸々抱えつつ、人で溢れかえるメッセとマリンスタジアムを後にして、今回は今まで行ったことのなかった Seaside Village まで遠征。芝生が広がる視界の開けた広大なスペースに、エコロジーなショップのテントがあり、ハンモックに揺られたりキャンプしながら音楽が聴けるって、最高の環境じゃないの。でもここで一つ問題が。この後立ち寄ったビーチステージもそうでしたが、風が強すぎると、この素敵な環境の魅力、一気に半減します。砂が容赦なく目に入り、前が見えず歩くのもままならない、帽子は飛ぶわ、写真も撮るのが難しい状況で。全く楽しむことができず、早々に撤退。ビーチステージにあわせた出立ち(マキシドレスに麦わら帽子)で今回臨んだのに、非常に残念でした。強風でなければ、サマソニのビーチステージは こんな に素敵なところです。サマソニ参戦日記はその2へ続くよん。

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村

サマフェス2011

サマフェス2011

ロンドン暴動に抗議するおばさんの勇敢さ



日本にもニュースが届いているロンドン暴動の様子。Tottenham で黒人男性が銃殺され、それに対する警察への抗議活動が暴徒化したということだが、全くもって意味がわからない。今回のことに託つけて、フラストレーションの溜まった若者がただ暴れる言い訳にしているだけ。店を破壊して略奪し、自分のコミュニティに自ら危害を加えて、何が警察への抗議なのか。見ていて本当に腹立たしいです。
今回暴動が起きた街の一つ、Hackney は3年程住んだことがあり、上のMare Street (Hackney Central 駅前)映像の様子など、地元と思える程懐かしい景色です(本当は思いたくないけど)。映像内で暴れている男女は、たぶんこの Mare Street から北へClapton 辺りのギャング集団で、Mare Street 裏手のカウンシルフラットに住んでいる子たちかもしれません(映像の後半にでてきます)。そこはいつも昼間から爆音で音楽がかかって、フードをかぶったいかにもギャングな男女がたむろしています。地元では一番危険なトライアングルゾーンと言われていて、薬や窃盗の他、発砲事件も常に起こっているエリアです。暴れている子達の目が薬で興奮しきっててほんと恐ろしいですが、住んでた時も、こういう小競り合いや、いきなり目の前で車のフロントガラスを割られるなんてのはよく目にしました。
下の映像は、暴動に腹をたてた地元住民のおばさんがギャングに向かって叫んでる様子。下に Time Out Tokyo の記者 ジョン・ウィルクスさんの 記事 から、訳を転載させて頂きます。このジョンさんの記事、イギリス人の視点から、暴動後のロンドンを時系列にわかりやすく紹介しているので、興味の有る方は是非読んでみて下さい。


「こんな馬鹿げた現実があるかい?財産に火をつけた。一生懸命仕事をしてきたものを台無しにしてしまった。この意味が分かるのかい?お前らが燃やしてしまったお店は、一生懸命働いてここまでやってきたんだよ。何のために(こんなことをするんだい)?こんなことをして、自分たちが『戦士』だと言いたいのかい?トッテナムで銃殺された男性についてなんだろうね。でもそれは、こんな風に建物を壊したり、道端で雄叫びをあげることとは関係ないハズだよ。黒人たちよ!闘う理由があるのなら、その理由のためだけに闘おう!お前らは私たちの顔に泥を塗ったんだよ!そんな人たちの一人だと思うととても恥ずかしいよ!だって、目的のために闘っているのではなく、ただ靴屋やテレビ屋を破壊しているだけなのだから!」


地元の人々はどれだけ腹立たしいことか、おばさんの口調から伝わってきます。暴動が起きてから情報をtwitter で収集していたんですが、日本在住の人で、暴動を起こしている人々を擁護するような意見が多くつぶやかれていて驚きです。上の映像見てください。こんなのが自分の街にはびこっているんですよ。貧困層だからって国から安い住まいや医療費無料、他手厚い恩恵を受けているのに働きもせず、毎週国からベネフィットもらってそのお金で薬買って、恐喝してお金儲けもしてるんですよ。恐喝は弱いもの狙いで、女子供年寄りです。私も以前ロンドン南でバッグ狙われ15,6歳の黒人少年につけられ、まいたのに住宅街で襲いかかってきて、顔にパンチ、手に激しくかみつかれました。つきとばされて後頭部打って鼻血をだして、それに気付いたよぼよぼお婆ちゃんが助けてくれましたが、他の人はカーテンを閉めて家から見ているだけ。しばらくは恐怖で外出できず、でも、おばあちゃんがポリスを呼んでくれたおかげで、翌日はもちろん、数日後もポリスから電話があり、体は大丈夫か、病院に行ったか、精神的につらければカウンセリングをうけるか、等話を聞いてくれ、襲われた人々へ送っている冊子も郵送されてきました。私が襲われたのは Peckham のギャングの一味だったようですが、今回の暴動騒ぎで、あの自分を殴っている少年の後ろに住んでいたフラットが見え、殴られながら、あそこへ帰りたいだけなのにな、と考えていたのを思い出しました。本当に。普段から暴れ放題のギャングが許せないです。そして、事実も知らず暴動を擁護する人の気もしれません。

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村

フランス暴動----移民法とラップ・フランセ

フランス暴動----移民法とラップ・フランセ

今度はオノヨーコから電話がかかってきた〜!





本日8月6日から3ヶ月間開催されている「ヨコハマトリエンナーレ2011」を見に、横浜市美術館へ行ってきました。ダミアンハーストの蝶の絵画や、大好きな石井徹也の作品、アラーキーの写真や横尾忠則のドローイング等ひと通り見た後に、ロビー中央に展示されているオノヨーコの作品、“TELEPHONE IN MAZE” に参加。靴を脱いで4、5人ずつ交替でアクリル板で仕切られた迷路を進みます。中央部分の小部屋には受信専用の電話機が設置され、会期中毎日、1日数回、ヨーコ本人がここへ電話をかけてくるんです。偶然居合わせたラッキーな人は、受話器をとれば、ヨーコ本人と直接話ができるるという、ユニークな作品なんですよ。でも、こういうのって、本当にかかってくるの?本当に本人?て思うでしょ。
かかってきました〜〜!
この一番下の電話機の写真を撮った後にこの部屋を離れようとした所、ジリリリリーーー!と警報のような目覚まし時計のような音が鳴り響いて、キターーーッ!と。ロビーにいるみんなに緊張感が走り、こっちの迷路向かって走ってくるのがアクリル板越しで見え、同時に、迷路の外から「電話をとってください」と係の人の声が。一昨日ヨーコと話したばかりなのに何ていう強運なの、と自分でも信じられずに受話器を取り、「もしもし」と。反応無し。二度目の「もしもし」にも反応無し。いたずら電話?と考えていたら若い女性の声で英語で「Hold on.」と聞こえ、すぐにオノヨーコさんご本人が電話口に。彼女のお人柄が伝わると思うので、覚えている限りで交わした会話をあげてみると、

ヨーコさん:「こんにちは。オノヨーコです。今何してるの?もう他の作品は見てきた?」
私 :「ここに着いて他の作品を一通り見てきて、一番最後に今ヨーコさんの作品によったら、電話が鳴ってびっくりして。あ、外に人が一杯集まってきて、みんながこっち見てる〜!。人が一杯こっち見て、写真撮ってます〜!!」
ヨーコさん:「フフフ。あ〜ら、いいじゃない(笑)そういうのもたまにはいいもんよ。」
私 :「本当に。ちょっといい気分です(笑)(←一応ジョーダンのつもり)」
ヨーコさん:「私ねえ、今東京にいるの(うれしそうに)。」
私 :「知ってます。テレビで拝見して。広島に行ってらしたんですよね。お忙しくされて、お疲れじゃないですか?」
ヨーコさん:「ちょっとね。でも、平和のことだから大事じゃない、だから頑張っちゃった(笑)」
私 :「お体気をつけてください。素晴らしいことされてて、本当尊敬します。」
ヨーコさん:「どうもありがとう。あなたも素敵な夏を過ごしてね。」
私 :「ヨーコさんも。」


たったこれだけの会話なのですが、一昨日緊張して質問したのがウソのようにポンポンと言葉が出てきて、リラックスしてお話できました。彼女、話してて本当に可愛らしい。頑張っちゃった、なんて言われて、なんだかドキっとトキメキましたよ。世界のヨーコなのに、話はまるでガールズトークのようで楽しかった。あと、ハキハキしている反面、とても気遣いの方だなと思いました。私は友達と一緒にその小部屋にいたのですが、そのお友達がまた愛すべきとてもできた人で、私がどれだけヨーコさん好きか知っているから、電話は私が出るべきだと譲ってくれるわけです。で、私はリラックスしているといってもどこか舞い上がっているので、私からヨーコさんに、友達にも代わっていい?なんて聞かずに、自分が話し続けてしまってました。ほんと、私のだめな所なんだけど。そしたらヨーコさん、私が話した後に、「お隣の方がいたら、その人にも代わって。」と仰ってくださいました。そこで私は、そうやん私から気付かなきゃあかんやん(なぜ大阪弁)と反省、その後お友達もヨーコさんとお話して、二人で「オノヨーコと電話で話す」という貴重な体験をシェアできたんです。会場を出た後も友達と、今のすごかったよね〜、と同じ目線で興奮をシェアできるって、すごくうれしいことだな〜と実感。ヨーコさんに感謝です。

ところで今回の作品、元々他の作品を出展予定だったのに、3月の震災後、不安を抱える人々に今コミュニケーションが必要なのではと、急遽この Telephone in Maze を出展することにしたんだそうです。つくづく、かっこいいお方です。

そして参考になるかどうか。ヨーコさんからの電話は、昨日内覧会の日は1日4回かかってきて、今日一般公開初日は、私たちが出たのが1回目、午後3時少し前でした。きっと毎日の仕事の合間に、アシスタントさんに頼んで電話をかけてきているのだと思います。まだしばらく日本に滞在されるようだし、日本にいなくとも、会期中は不定期で電話をかけてくることになっているので、ラッキーな人は本物のオノヨーコさんとお話できるかもよん。

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


美術手帖 2011年 09月号 [雑誌]

美術手帖 2011年 09月号 [雑誌]

オノヨーコに会ったぁ〜!


私の長年のアイドル(笑)、オノ・ヨーコさんにお会いして、お話もさせてもらいました〜〜!!
と言っても、講演会での質疑応答なのですが。
今夜、六本木ヒルズグランドハイアット東京ボールルームで行われた、森美術館「MAMアートコース013:オノ・ヨーコ 希望の路」に参加してきました。講演会の前半はトーク、後半はQ&Aで、「質問したい方は、ステージ前のスタンドマイクに並んでください」と言われ、咄嗟にマイクにかけよって。私基本はシャイなのですが、こういう時の行動力は自分でも感心します。

前半のトーク内容をまとめると、
「日本だけが二度の原爆で苦しんだ。どういうことなのか。そして、3.11後の福島までつながっている。戦後、東京は焼け野原になって、そのなかで必死で再建し、今この東京が生まれた。原爆でやられた後、世界から、日本はそんな目にあって当然だと思われていた。まるでいじめのように。世界中の人が助けてくれることはなかった。その中で日本人は黙々と復興した。そして世界で一二と言われる国になった。3.11の時はNYにいたけど気持ちはどん底だった。外国人の態度は違った。日本を尊敬して愛している。それは予想外だった。原爆から今までの間に、私たちが復興したということの現れだと思う。世界中が日本はすごい国だと思っている。実際世界の中で日本の立場は高い。それだけの再建をした。どうして世界にとって大事か。これは日本だけの現象ではない。世界の現象。世界におこって、世界に関わること。もし私たちが復興しなかったら、それがどれだけ世界に影響するか。私たちには復興できるという自信があると思う」

熱いでしょ。ヨーコさん今年で78歳です。そして話は、現在、広島市現代美術館で開催されている個展「希望の路 THE ROAD OF HOPE」へと続きます。

「結局、展覧会の名前は「希望の路」にしました。希望の路は広島と長崎が作ったのだと思ったから。広島と長崎には、いまでも、犠牲者だと思っている方達がいると思う。彼らは犠牲者ではないと思う。なぜなら犠牲者ではできないことをやった、勝利者だから。のろわれた民族だと思っている人がいるかもしれない。しかし、私たちは選ばれた民族です。こういう困難に立ち上がれるから選ばれたのです。広島、長崎で、世界にいじめられ、ないがしろにされたことすら大事だったのだと思う。そこで、負けた人間と、負けなかった人間は大きな違いがある。だから、自信を持って、希望の路を一緒に歩きましょう。こんな危険なことを続けてはいけないと思う。もちろん感情的になっていると思う。感情で大変だと思うのではなく、ここで、ロジカルに大変だと思うことが大切だと思う。突然変異ということがある。原爆のときも、これで100年は何も生えないと言った人がいた。しかし今は違う。すてきな緑が生えた生き生きとした街。そのころ、今のこの姿は予想できなかったでしょう。だから、どうなるかわからないという隙間を空けておかないといけない。じゃないと突然変異を殺してしまう。ポジティブな突然変異を殺してしまってはいけない。きっと、まだみんな生きたいと願っていると思う。一緒に生きましょう。そのためには、それだけのことをしなきゃいけない。政治家が悪いから変えるということではない。政治家も人間だから、たいしたことはできない。奇跡は起こせない。そんなことに怒りを使うのは無駄で、私たちの力を信じるべき。私たちの潜在能力はすごい。まだ使っていない。地震の前は非常に平和な国で、退屈だと思った人もいるかもしれない。でも、今そういう態度ではいられない。すべての人が、その潜在能力をつかわなければいけない。使わなければいけないから、だから、できるんです。

もう、聞いててうんうんとうなづきました。でも、最後の潜在能力の話がよくわからない。どう使えばいいのかしら、と考えていた所に質問コーナーが始まり、それで、ご本人1メートルほど前にして、ご挨拶して自己紹介して、潜在能力をつかわなければいけないという部分を詳しくお話してください、とお願いしました。400人の聴衆の前で。ヨーコさんの回答は、実際に広島を訪れて感じてほしいということを、丁寧に説明して下さったのですが、緊張して見とれてしまって部分的にしか覚えていません(汗)。だって、目を見つめて話されるから、もうすっかりヨーコワールドへと吸い込まれてしまいました。もっと小柄な方でするどい瞳なのかと思いきや、うらやましくなるほどの豊満な胸で、お母さんのような温かいパワーを発していました。という訳で、広島に行って確かめねばなりません。



P.S. 今年12月、私の以前のフラット近くで足繁く通っていた 小山登美夫ギャラリー でもオノ・ヨーコ展があるらしい。ふふふ、、今から楽しみ♡

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


美術手帖 2011年 09月号 [雑誌]

美術手帖 2011年 09月号 [雑誌]

今年のサマソニは SUEDE 祭り



ポップな曲調に、ヘリウムガスを吸ったような声で「But we are trash, you and me (僕らはクズ〜、君も僕も)」とイギリス階級システムにおけるワーキングクラスのメンタリティーを軽やかに、でも神経質そうに歌うこのタンバリン男、なななんて、かっこいいの〜!
そうそう言わずもがな、我らがUKバンド、SUEDE です。2003年に活動停止していたのが昨年再結成をし、今年の夏までという期間限定でワールドライブツアーを行っている最中で、今回サマソニで見れる SUEDE ライブは最後の来日になるという話。なのでか、今回世界各国で行っているライブの セットリスト がヒット曲のオンパレード、セットリストを見ただけで、今から目に熱いものが流れます。サマソニ参戦して、一緒に歌いまくってきますよん。今から楽しみ♡

むか〜し昔、もう今から20年近く前になるんだね、SUEDEがデビューしたての頃、ブレッドの妖艶な出で立ちとクネクネダンス、同性愛や近親相姦、殺人や獣姦まで扱った歌詞が過激で、音楽がすごくかっこいいのに、ダメこの人たちを受け入れては、と体は拒否、でも聴けば聴く程中毒性があるのかハマってしまうような、とてつもなく影響力のあるバンドでした。今聴いても初期の頃の The Drowners, Metal Mickey, Animal Nitrate は最高にかっこいいし、当時、その歌詞の世界、暗かったり際どかったり、よく出てくる言葉”カウンシルエステート”の意味さえわからなかったのですが、イギリスで暮らして、カウンシルフラットにも住んで、あのどうしようもない世界観、何を歌おうとしていたのは、今はよ〜くわかります。あの頃の自分はナイーブ過ぎたのか、こんなにもかっこいいことを SUEDE がしていたとは気付けてなかったのが恥ずかしい。90年代にブレットが、「ブリットポップ最低。俺たちはその一部じゃなかった」と言っていたけど、本当にそうだよね。彼らはもっと創造的で、ブリットポップとは真逆の場所で戦ってたよな〜と改めて惚れ直しました。

今年の SUEDE ライブで、とても臨場感のある映像を YouTube で見つけたので、下にアップします。ルーマニアのファンはこんなに近くでかっこいいブレットを拝めて、ほんとラッキーだよ。見ててとろけそうになりましたよん。サマソニSUEDE見る予定の人もそうでない人も、見たら一緒に頭振って ♪shake shake shake to the trumpet 〜、両手を挙げて♪Oh〜whatever makes her happy 〜と大合唱しましょっ。





SUEDEこぼれ話を。前にロンドンのICAギャラリーで私の隣に背が高くて洗練されたすごくいい男は立っていて、あんまりハンサムで見とれていたら、ブレットでした。10年くらい前かな。あの頃はまだシワも少なくてとにかくゴージャスだったよ〜。私もブレットに会いた〜いというあなたもそうでない方も、是非応援クリックお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


シナモンロール好きは是非食べてほしい



お誕生日の翌朝、横浜の BLUFF BAKERY のベーグルをいただきました。もっちもちの食べごたえあるタイプで、おいしかった〜。ここのベーカリーはニューヨークスタイルで、ベーグルはもちろんのこと、シナモンロールが最高です。でっかいシナモンロールの上にて〜んこ盛りのあま〜いアイシングクリームがのっかって、ヴィジュアル的にもかなりのもの。あまりにおいしそうで、興奮してすぐに食べてしまったため、写真がないのが残念。全粒粉スコーンも買ったけど、くるみが入って香ばしくて、これも当たりだったよん。他にキャロットケーキも販売しているそうで、私が訪ねた時は売り切れていましたが、こちらにもがっつりアイシングクリームがのっているので、絶対においしいはず!あ〜夢に出てきそう(どんだけ食いしん坊なんだか)。場所は、横浜の元町商店街のスタージュエリーそばをオフして、代官坂を登った左手。人気店なので早めに行かないとお目当てのパンが買えないのと、お店の休憩時間があるので、詳しくは ここ で営業時間をチェックしてから出かけてみてね。

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村

腰がとほほ


あらら〜、2年ぶりにやってしまいました。運動していた際微妙な角度で腰を落としてしまい、その時にかなりの負荷をかけたようで、背骨の根元の骨がグギッと。これって、世間でいうぎっくり腰なのかしら? 20代の時に、何が楽しくてか3日に1回ライブに通い続け、過労が背中に溜まり、ついには歩けなくなって、カイロプラクティックに通院した経験あり。それ以来、何かにつけて背骨の根元、尾てい骨から2つ目の骨がズキンと痛むのよね。

てなわけで、腰の痛みを言い訳に休日は引き蘢りました。ここ半年程、毎週4、5本のペースで映画を見ていますが、先週末見たのは、<ウディ・アレンの「私の中のもうひとりの私」、ガス・ヴァン・サントの「ミルク」と、ジョナサン・デミの「レイチェルの結婚」、ケン・ローチの「この自由な世界で」です。
どれも好きな監督の作品ですが、中でもダントツ良かったのは「私の中のもうひとりの私」。ストーリーは、50歳の哲学教授マリオンは外科医の夫や娘と平穏に暮らし、何不自由なく幸福な人生をおくってきたはずでしたが、ある日執筆のために借りたアパートで隣室の精神科医に通う女性の告白を耳にして、その告白の言葉が自分の内なる言葉であるかのように自身の人生振り返り、自分の人生は正しかったか、過去の選択は間違っていなかったかを問いながら、真の人生を歩みだすというもの。主役のマリオンを演じたジーナ・ローランズの演技がとにかくうまいし、何より、その芝居がかった(芝居ですが)台詞の掛け合い、誰もが経験する人生の様々な選択の正誤性を問う心理描写は、もうウディ・アレン作品の極みでした。ちょっと地味な印象もうける本作品ですが、彼の作品の中で一番のお気に入りになりました。
ガス・ヴァン・サントは、彼の映画で大きくなったような気がする位、若い頃からずっと見続けてきた監督なので、ストーリーがなんであれ、ガス・ヴァン・サント映画というだけでオーケーです。今回はミルク、で、アカデミー受賞作品。ショーン・ペンのオカマっぷりもかわいいですが、それ以上に恋人役を演じたジェームズ・フランコが、まじ好みでかわいいです。
レイチェルの結婚は、羊たちの沈黙監督作品で、意外や意外、ハンドカメラのフラフラと荒れた映像でホームビデオっぽさを演出、雰囲気があっていいのですが、主役のジャンキーリハビリ帰りのアン・ハサウェイが、キレて口論をする度に自分目線でしか物事を見ず、アンフェアだと訴えるシーンでは考えさせられるものがありました。(これは在英時の人間関係で経験したことですが、法も軽くまたがった話なのでここには書けません)
最後はケン・ローチカンヌ映画祭常連で、言わずもがなの英国映画界の名匠。社会派映画が多いため好き嫌いが別れると思いますが、この自由な世界では、シングルマザーが外国人労働者斡旋会社を始め、気がついたら違法滞在者をも低賃金で斡旋すると言う危ない橋を渡り、終いに賃金未払い、移民局通報、キレた移民たちからの報復など、負の連鎖が否応無しで展開されていきます。これも英国の現実。う〜ん痛すぎる。でも現実。
一番万人向けは、いろんな意味でアメリカ映画の「ミルク」かな。

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村

ミルク [DVD]

ミルク [DVD]

レイチェルの結婚 CE [DVD]

レイチェルの結婚 CE [DVD]

この自由な世界で [DVD]

この自由な世界で [DVD]